総合格闘技の勝ち方は大きく分けるとKO勝ち、一本勝ち、判定勝ちの3つがあります。KO勝ちとはノックアウトによる勝利のことであり、多くのパターンとしてお互いが立った状態で顔やボディにパンチを効かせてのKO。もしくはお互いにグラウンド状態で上から下に振り下ろす打撃、通称パウンドなどがあります。そしてレフェリーが「選手に多くのダメージが与えられ勝負はすでに決している」と判断したら試合が止められる。もしくは強い威力の打撃を顎に受けると一発失神KO勝ちとなります。

そして一本勝ちも多いパターンです。首を絞めつけるバックチョークやギロチンチョーク、腕を極める腕十字極めやアームロックがあります。一本勝ちの場合は極められている選手が三回タップすると降参したと見なされ一本負けとなります。タップすることを我慢し状況が好転する可能性がありますが、意識を失ってしまったり腕などが骨折してしまうケースもあります。

選手たちはこのKO勝ちや一本勝ちを目指してアグレッシブに戦いますが、試合終了までに決着がつかない場合は判定へと移ります。判定では多くの場合、試合を間近で見ている三人のジャッジが相手の与えたダメージやどれだけ相手をコントロールしていたかなどを基準にどちらが優れていたかを決めます。三人のうち二人から支持されたらその選手の勝ちとなります。これが総合格闘技の勝敗の決め方の流れになります。