こんにちは!当サイトで格闘技に関する記事を執筆しているSUNNYです。
今回の特集は今年最後のUFCナンバーシリーズとなる『UFC296』という大会!
この大会のメインイベントにはウェルター級タイトルマッチ エドワーズ vsコヴィントン!そしてセミメインにはフライ級タイトルマッチ パントーハ vsロイバルが据えられダブルタイトルマッチの形で豪華な大会となっております!
UFC296 各試合の見どころ解説!
先ほど言ったようにこの大会はダブルタイトルマッチがメイン・セミメインにあります。その他にもウェルター級の上位対決 ラフモノフ vsトンプソン、元ライト級暫定王者 ファーガソンが新星 ピンブレットを迎え撃つなど注目カードが多く用意されています。これを見たら試合観戦が楽しくなる!そんな試合前の見どころを見ていきましょう!
©️UFC
UFC296 エドワーズとコヴィントン 選手紹介
まずメインのウェルター級タイトルマッチ!
2度目の防衛を目指す王者 レオン・エドワーズは32歳のジャマイカ出身のファイターであり戦績は21勝3敗1無効試合だ。打撃を主体としたファイターであり、昨年に元王者のウスマン相手に大逆転のハイキックを当て、王座戴冠したことは鮮烈に記憶に残っているだろう。これまでウスマンを始めネイト、RDA、セラーニなど強豪相手に11連勝を収めている。ストライカーであるがグラップリングも高水準であり、それまでテイクダウンディフェンス率100%だったウスマンを寝かせるなど高い技術を見せた。やや地味なキャラクターから日本ではネタにされることが多いが、紛うことなき素晴らしい王者である。
ⒸZuffa LLC/UFC(ウスマンをハイキックでKOするエドワーズ)
そのエドワーズに対して王座奪取を狙うのはランキング3位コルビー・コヴィントン!
コヴィントンはアメリカ出身の35歳の選手で戦績は17勝3敗!コヴィントンの得意分野はエドワーズとは対照的でレスリングの分野だ。しかしながら無尽蔵のスタミナで打撃もおり混ぜプレッシャーをかけてくる。コヴィントンもこれまでにマイアやウッドリー、マスヴィダルなど名のあるファイター達に勝っている。
コヴィントンはとても面白いキャラクターをしており、端的に言うとヒールキャラになり切るのだ(笑)
放送出来ないような発言など過激な言動が多いのだがどこか演技しているような妙な違和感が感じられる(笑)また彼は母国アメリカに対する愛国心も凄まじく特に元大統領ドナルド・トランプ氏に心酔している。おそらくこのイベントはトランプ氏も見に来るため自分の憧れの人の前で勝利したいという気持ちも多いだろう。
ⒸMMA Junkie (トランプ氏とコヴィントン)
UFC296エドワーズ vsコヴィントンのオッズは?
ではこの試合の勝者をファンはどう予想しているのか?Sportsbet.ioのオッズでは王者のエドワーズが『1.69倍』、挑戦者のコヴィントンが『2.06倍』となっている。エドワーズがフェイバリットではあるが大きな差がついているわけでない。ファンも予想が難しい一戦になっているのではないか。
著者としてもこの試合はエドワーズが判定勝ちするのではないかと予想している。なぜが世界的な評価がやや低いエドワーズだが非常に完成度の高いコンプリートファイターである。今後、数回にわたって防衛を果たしても不思議のないファイターであると思っており、この試合を終えてエドワーズの評価がどう変わるか楽しみだ。
UFC296 パントーハとロイバルの選手紹介
セミメインで王者として戦うのはアレクサンドル・パントーハ!ブラジル出身の33歳の選手で、戦績は26勝5敗である。パントーハもまた打撃・寝技共に出来るファイターであり、これまでの26勝のうち8回のKO、10回の一本勝ちしている点がそれを物語っている。パントーハはアメリカン・トップ・チームというフロリダにある名門ジムに所属しており、日本では堀口恭司が所属しているということで知っている人も多いだろう。2人は同じ階級であり共に練習する機会も多いと聞く。
またパントーハは日本人が知っているファイターとの対戦経験も多い。2021年には元RIZINチャンピオンのケイプに判定勝ちし、2018年には佐々木憂流迦に一本勝ちと聞くとその強さが分かるのではないか。王座を奪取した今年のモレノ戦は激しすぎる打撃戦でMMAファンに最高の満足感を与えた。この試合は本当に凄まじいので是非見てほしい!やはりフライ級はスピードと技術がミックスし、見ていてとても爽快だ。
ⒸGetty Images(モレノと熱戦を繰り広げるパントーハ)
そんなパントーハからベルトを奪おうとするのがランキング2位ブランドン・ロイバル!31歳のアメリカ出身のファイターで戦績は15勝6敗!そのうちの9勝が一本勝ちと極めに定評のある選手だ。現在三連勝中であり、とても良い流れでここまできている。特に前戦のニコラウ戦は右の膝蹴りを相手の顔に的確にヒットさせその後パウンドアウトと印象的な方法で勝利を収めた!
ⒸUFC(二コラウに膝蹴りを当てるロイバル)
実を言うとこの2人、対戦するのが初めてではない。2年前に一度UFCで戦っており、その時はパントーハが2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちをしている。つまりパントーハとしては再び自分の強さを示す機会であり、ロイバルにとっては雪辱を晴らすリベンジの機会であるのだ。勝負事において同じ相手との再戦は更なる面白いストーリーを生む可能性が高い。
UFC296パントーハ vsロイバルのオッズは?
この試合のオッズを見ていこう。Sportsbet.ioではパントーハが『1.52倍』ロイバルが『2.36倍』とやはり過去に勝っているパントーハが有利とされているようだ。著者としてもパントーハのほうが全局面において一段階上回っておりここは防衛を果たすのではと予想している。格闘技は迫力のある重量級も魅力的だがスピード感のあるパワフルな軽量級も素晴らしい。ぜひこの試合を見てフライ級にも興味を持っていただけたら幸いだ!
UFC296の他の注目試合を一気におさらい!
UFC296はこれまでに紹介した2試合の前にも多くの注目試合がある。無敗の超有望選手ラフモノフ対 打撃のスペシャリスト トンプソンの一戦、3年半ぶりの勝利を狙う戦闘狂ファーガソン対 お調子者ピンブレットなど多くの試合が控えている。
少しではあるがおさらいしよう!ラフモノフはウズベキスタン出身の29歳のファイターで戦績は17勝無敗!先日紹介した平良達郎選手と同じく負けたことがないファイターなのだ。さらに全試合フィニッシュしており「この選手はいずれ世界一になる」と期待を持たれているファイターだ。
対するはトンプソン!40歳のベテランのファイターで、戦績は17勝6敗!ファイトスタイルは分かりやすく打撃主体の選手で、キックボクシング仕込みの打撃で多くの選手を倒してきた。記憶に新しいのは昨年のホランド戦だろう。ホランドもまた打撃主体のファイターのため、ハイレベルで見ていて楽しい試合を繰り広げた。
この試合はラフモノフが無敗のままトンプソンを飲み込むのか?トンプソンが初の黒星を与えるのか?まさに新時代 vsベテランの対決なのだ。Sportbet.ioのオッズではラフモノフが『1.16倍』トンプソンが『4.50倍』でありラフモノフが圧倒的有利と予想されている。確かにラフモノフはとても強いファイターであり無敗というのが大きな付加価値となっているだろう。そんな中でもトンプソンにはその予想を覆してほしい!そんな思いを抱きつつ試合を見ることにしよう。
ⒸUFC
更に新時代 vsベテランの対決がもう一つある。ライト級の戦い、ファーガソン 対ピンブレットだ!ファーガソンは元ライト級暫定王者であり戦績は25勝9敗。前に出続けるファイトスタイルからファンの心を掴んできた。2019年までにUFCで11連勝を重ね暫定王者までは獲得するも正規王座に挑戦することはなく、その後はまさかの6連敗を喫してしまう。今回の試合は彼が復活を目指す大事な試合なのだ。
対するはパディ・ピンブレット!イングランド出身の28歳のファイター。戦績は20勝3敗。彼は非常に陽気な性格をしておりその明るい性格からファンがとても多い。試合に勝った後に対戦した選手の前で小躍りするなど特徴的なパフォーマンスをしている(笑)しかしながら彼にはいわゆるアンチも多い。特にそのアンチが激増してしまったのは前戦のゴードン戦ではないか。結果としては判定勝ちしたものの、ファンの意見ではゴードンの勝利を支持する声が多くUFCに対しても疑念の声が持たれた。まぁそんなことがありながらもピンブレットにとってもこの試合は大きい。知名度のあるファーガソンを倒すことができれば今よりも更に大きな発言力を持つことになる。
Sportsbet.ioのオッズではファーガソンが『3.15倍』、ピンブレットが『1.31倍』とピンブレットの勝利予想が多いようだ。やはり年齢と直近の戦績が大きく影響しているだろう。私自身はファーガソンが好きなのでここはなんとしても勝ってほしい!
ファーガソンが返り咲くのか?ピンブレットが新時代の幕開けに加速をかけるのか?こちらも大注目の一戦だ!
ⒸUFC
ここまで4試合を紹介してきたが、どの試合にもテーマがあり非常に楽しみな一戦だ。やはり総合格闘技はUFCだな!と納得せざるを得ないほどの重厚感のある大会になっているUFC296!是非自分の中での『推し選手』を見つけて観戦してほしい!今年最後のUFCナンバーシリーズを共に楽しみましょう!ではまた次回!
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